まずは、見積もり担当の菊池が、ご自宅までおもむき、施主様の塗装希望のお話を伺います。
実際に家の周りを見て歩きながらの会話。シール面は気になっていたようで、全面打ち替えのお話を頂きました。
結果、屋根と外壁どちらも断熱キルコート塗料での塗装。
この塗料は断熱塗料の中でも、汚れとひび割れには抜群の効果を持っています。
シリコンやウレタンでの塗装だと「下塗り」「中塗り」「上塗り」の三工程で構わないのですが、キルコートの性能を最大限に生かすため、「下塗り」「中塗り」「中塗り」「上塗り」「上塗り」の最低でも5工程が必要です。
また、屋根に塗装をすることで、低温サウナにでも入ったような蒸し暑さ、ひんやり冷たい外の寒さも、中塗り塗料に含まれている「中空ビーズ」が遮断してくれます。
真夏にはクーラーの電気代も、一日で大体1000円程の電気代の節約にもなり、さらにひんやりとした空気が外からの熱で暖まらないので、無駄に冷房を下げる必要もなく、昨今の日本に必要な「エコ」が簡単に行えます。
キルコートの塗料は、淡い薄い色の方が効果が高く期待できるため、今回の施工でもライトグレーなど、淡い色の使用となりました。
目地を全面打ち替えた後は、キルコート塗装に入ります。
外壁にも屋根にも、下塗り剤はシーラーを使用。中塗りや上塗りに使用する塗料と比べるとしゃばしゃばとした水のような質感の下塗り剤を、ローラーに浸透させて塗ります。この下塗り剤が、中塗りに使用する塗料などを密着させてくれる効果がありますので、しっかりと塗布します。
そのあとは、しっかりと混ぜ合わせたキルコート塗料の出番です。下塗りも中塗りも上塗りも全ての塗料は40秒以上しっかりと混ぜ合わせないと、断熱効果が全体に行き渡らなくなってしまいます。
屋根の塗料も、外壁の塗料も、どちらもやることは変わりません。
サーモアイは屋根のみなのですが、キルコートは外壁にも屋根にも使用でき、その分値段も張るのですが、値段に見合うだけの効果が期待出来ます
淡いグレーの中塗り剤を、40秒しっかりと混ぜ合わせてから、サイディング外壁に塗布していきます。この時点で、すでに断熱効果が生まれています。
二度塗りをした後は屋根も外壁も触っても暑くなく、真夏であれば、屋根で目玉焼きが焼けてしまいそうなほどに熱いのですが、手のひらで触っても全く暑くないのです。
中塗り塗料はふわっとしたテクスチャで、普通の塗料ともまた違います。
その理由は、中塗り塗料に含まれている「中空ビーズ」のお陰。このビーズが90%以上の太陽熱を遮断し、室内に伝わるのを防ぎます。
たっぷりと、中空ビーズが溜まらないように混ぜ合わせながら、二回塗装を行います。
上塗りにはクリア塗料を使用し、ライトグレーの色をそのまま使用。乾くと透明になる塗料なので、艶やかになりつつ、キルコートの性能を守ってくれます。
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