断熱塗装、遮熱塗料で電気代も節約できます。

外壁の断熱塗装で室内温度を改善

断熱、もしくは遮熱塗装の多くは屋根に行うことが多いですが、断熱塗料のキルコートは外壁にも使用することができます。屋根のみの施工でも、もちろん効果はありますが、家全体をキルコートの塗膜で覆うことでより熱を遮断する性能が期待できます(この動画のお宅は屋根にも断熱塗装を行っています)。夏場は太陽熱を遮断・反射し、冬場は冷たい外気温の浸入を抑制。室内温度が改善されることで生活しやすい住環境に繋がることと思います。また、エアコンが全く必要なくなるわけではありませんが、以前より使用電力を抑えることが可能になるので、省エネや電気代の節約にも貢献します。
施工は一級塗装技能士であり、塗装指導員の竹内が中心となって進めました。

塗装を開始する前に、塗らない箇所を養生して塗料の付着を防ぎます。よく使用するのはビニールの端にテープが付いているマスカー。玄関ドアもこのマスカーで覆いますが、ドアは開閉できるように分けて養生。鍵穴周りも鍵が差し込めるようにマスキングテープで巻いていきます。サッシ周りは外壁との境界線がガタガタとしていたため、テープをやや外側に真っ直ぐ貼って仕上がりが綺麗なラインになるようにしました。
養生後はキルコート専用シーラーで下塗りです。外壁の端などローラーの入りにくい所を刷毛で塗ってから(ダメ込みとも言います)ローラーで全面に塗布していきます。このシーラーを塗ることで下地と塗料の密着度をアップさせて、剥がれにくい塗膜に仕上げます。
中塗りはキルコート主材を2回塗り重ねます。細かな箇所は先ほど同じように刷毛でダメ込みをして、塗り残しや掠れを防いでから全体をローラー塗装。

この主材の中にびっしりと含まれている中空ビーズは、熱の通過を減少させるので、いわばキルコートのキモなのです。ビーズ自体はとても軽いものなので、塗料の表層に浮いてきてしまうほど。使用するときは撹拌機でしっかり全体を混ぜ合わせることで、断熱性能をムラなく発揮させます。
上塗りではクリアトップコートを塗布して汚れの付着を防ぎつつ、きれいな光沢を出して仕上げました。

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