断熱塗料キルコートを使用した外壁塗装の中塗り風景。
現場は横浜から少し距離のある東京都大田区。一級塗装技能士の川口が中心となって塗替えを行いました。
キルコート主材の中には高密度で中空ビーズという材料が含まれています。このビーズが熱の通過を減少させるので、断熱効果の『キモ』なのです。中空ビーズはとても軽いものなので、塗料を開封した時点では表層に浮きあがっている状態。断熱性能をムラなく効果的に発揮させるため、撹拌機で充分に混合させてから使用します。
通常の水性塗料は水で希釈してから塗布しますが、このキルコートはほぼ無希釈で使用しています。無希釈の塗料はぼってりとしているので塗りにくいのですが、キルコートはローラーの滑りがよく、塗り心地も軽いと職人の川口は語っていました。
キルコート専用シーラーで下塗りを終えてから、主材で中塗りを2回塗ります。塗装は基本的には3度塗りで仕上げますが、このキルコートでの塗替えは4度塗りをして塗料の性能を発揮させる肉厚な塗膜に仕上げます。(屋根の場合は上塗りが1回ですと中塗りの色が透けてしまうため、上塗りを2回にして計5度塗りしています。)
中塗りを2回重ねて厚膜をつけたのち、トップコートを塗布して上塗り。トップコートはサラサラとした材料なので、塗膜に厚みをつけるというよりは汚れの付着を防いで、ツヤ感をアップさせるための保護膜です。
撹拌前のキルコート主材。
しっかりと撹拌した後。開封時のグレーの斑点がなくなり、なめらかなクリームのような状態になりました。
塗装の先生こと、塗装指導員でもある川口が、小さなローラーで軒との境界を塗装中。塗り分け部分にはラインがきれいに出るように養生をしています。
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